2025年7月から放送されているアニメ「瑠璃の宝石」。
鉱物をテーマにした知的なアニメとして話題になった一方で、SNSでは「うざい」「見るのがしんどい」といった声も。
なぜ、この作品には賛否が分かれるのでしょうか?
ここでは、視聴者のリアルな感想から「うざい」と言われる理由を掘り下げつつ、作品が評価されているポイントもご紹介していきます。
「瑠璃の宝石」がうざいと言われる理由
瑠璃の宝石がうざい…そんな声がSNSやレビューで見かけられます。
理由はいくつかありますが、共通しているのは「ちょっと疲れる」「見ていてしんどい」という感覚です。
作品そのものが悪いというよりも、“刺さる人”と“合わない人”の差がハッキリしている印象。
ここでは、視聴者が具体的にどこでつまずいたのか、3つのポイントに分けて見ていきます。
① 主人公の性格が“子供っぽすぎる”
「瑠璃の宝石」好きな作品だが、瑠璃がうざい……あとこれに影響されて鉱山に勝手に入って閉山する山が増えなきゃいいけど。
— うさルチ@低迷中 (@ruti_kanan) July 6, 2025
「瑠璃が無理」「落ち着きがなさすぎる」こうした感想は、放送初期から目立っています。
結論から言えば、「感情の振れ幅が大きくて、見ていて疲れる」というのが視聴者の本音。
リアクションがいちいちオーバーで、場の空気よりも自分の気持ちを優先する姿が、「うるさい」「空気読めない」と感じられてしまうようです。
とはいえ、裏を返せば「純粋で好奇心旺盛」ということでもあります。

なんでこんなにリアクションが大きいの?って毎回気になる
この違和感、アニメではよくある「初心者ナビゲーター役」の典型とも言えます。
テンション高めの主人公に引っ張られて鉱物の世界に入っていく、そんな構造が、逆にハマらない人にはストレスになっているのかもしれません。
② 登場人物が多く、設定が複雑すぎる
瑠璃の宝石、確かに鉱物関連の知らない話知れて面白いけど登場人物の付加情報がデカすぎて頭空っぽになるな。
— GmKz🫠 (@Gmkz_GOLI) August 4, 2025
『瑠璃の宝石』は、1話の情報量がとにかく多いんです。
新しいキャラクターが次々登場し、名前や設定、専門用語のような鉱物の知識が一気に流れ込んでくる。
一生懸命見ていても、気がついたら「誰が誰で、今どこ?」と頭が混乱してしまうことも…。



まだ覚えてないのに、次の新キャラが出てくるのキツい
特に、作品に対して“ゆるく楽しみたい”と思っている層にとっては、この密度はちょっとしんどいかもしれません。
もちろん、知識がある人やじっくり見返すタイプの人には「深くて面白い」と感じられるポイントでもあります。
ここもまた、“情報を追いたい人”と“流れで楽しみたい人”の間で評価が分かれる要因になっているんですね。
一気見より、じっくり派に向いてる作品かも!
③ 性的・フェチ的な描写に違和感を覚える視聴者も
瑠璃の宝石では、女性キャラクターに対する描かれ方にも賛否があります。
たとえば、胸元のアップやボディラインを強調するようなシーンが、ストーリーの流れとは関係なく挿入されることで、見る側に違和感を与えてしまっているんです。



なんで急にこんな描写?って冷める瞬間がある
瑠璃の宝石、真摯な気持ちで向き合うと、本来ならNHKで放送されて然るべき本格サイエンスアドベンチャーアニメなんだけれど、肉が邪魔をする。
— 梅香🍈夏コミ両日参加 (@SENBAKO1) August 3, 2025
肉が憎い。 pic.twitter.com/z40ShkmCVU
こういった演出は、人によっては作品の雰囲気とミスマッチに感じられるようで、「せっかく鉱物ってテーマが良いのに…」という声も。
アニメではよくある表現ですが、瑠璃の宝石のように地味な題材を扱っている作品においては、かえって浮いて見えてしまうのかもしれません。
とはいえ、それが魅力だと感じる層も確かにいて、評価が大きく二分しているのが現状です。



違和感も含めて、この作品の色なんですよね
瑠璃の宝石を評価する声も
そんな瑠璃の宝石ですが、「うざい」と言われる一方で、静かな名作だと評価する声も多くあります。
とくに注目されているのが、「鉱物をテーマにした知的な世界観」や「日常に寄り添うような演出」。
テンションの高さやキャラのクセは人を選ぶかもしれませんが、そこに魅力を感じる人にとっては、他にない作品になっているようです。
ここでは、評価されているポイントをご紹介していきます。
鉱物を題材にした丁寧な世界観
「瑠璃の宝石」が他のアニメと大きく違う点は、鉱物をテーマにしているところ。
その描き方もただの豆知識ではなく、キャラクターの会話やストーリーの中に自然に溶け込んでいて、「知らなかった世界を知れた」と感じる人も多い様子。



勉強っぽくないのに、気づけば知識が増えてる感じが好き
制作陣のリサーチ量もかなりのもので、鉱物の性質や由来を“アニメらしさ”の中に落とし込むバランス感覚は秀逸。
普段あまり注目されない分野を、ポップで繊細なタッチで描いているという点も「新鮮で面白い」と評価される理由のひとつです。
「人を選ぶ」からこそ賛否が分かれる
『瑠璃の宝石』が評価される最大の理由は、「個性が強いからこそハマると深い」という点。
キャラクターや演出、テンポ感など、どれもわかりやすい万人ウケではなく、“自分に刺さるかどうか”が分かれるタイプの作品です。



最初はよくわからなかったけど、いつの間にかクセになってた…!
こうしたじわじわ系の作品って、初見で離脱されやすい一方で、ハマった人にはとことん刺さるんですよね。
その分、感想の幅が広くなり、「うざい」派と「好き」派でくっきり分かれているのがこの作品の特徴とも言えそうです。
ある意味、人を選ぶからこそ、深く刺さった人にとっては「これしかない」作品になりえるのかもしれません。